こんにちは、Takaです。
大学院を修了し、小・中・高の教員免許を取得し、英会話教室に2年間在籍している20代社会人ブロガーです。英会話教室に現在まで約100万円弱つぎ込みました。
テレビCMやYoutubeの広告に英会話教室や英語学習アプリの宣伝を見ない日はありません。
という体験者の声が宣伝されています。それを見てやっぱり英会話教室に通ったり、アプリを使って勉強したほうがいいのかなと思った経験はありませんか?

「英語は社会に出たら必須のスキル!絶対に身につけておくべき!」
こんな社会人の声もよく聞こえてきます。
私は某大手英会話スクールに2年間通っています。駅前留学で有名なあの英会話スクールです。
2年間通って、確かな成長を実感しています。
しかし、私は多くの人が英会話スクールに通うべきではないと思っています。
通うべきでないというか、通う前に少し考えてみてほしいのです。
今回は英語初心者が英会話教室に通うべきか否か、私の実体験をもとに記事を書きました。
「英会話ができるようになりたいけど、英会話に通う余裕はない。」
「ぶっちゃけ、英会話教室に通うだけで英語が上達するの?」
「行ってよかったって言う人もいるけれど…」
こんな悩みや疑問を持っている方は案外多いです。
この記事で英会話教室に入会するかどうか迷っている方の悩みを少しでも解消できると嬉しいです。
英会話スクールに通うべき人の3つの特徴

正直なところ、CMのような人ってすごく稀な人だと思っています。
実際に私が英会話教室に通っていて、出会うことはありませんでした。
私の感想としては、英会話教室に通う人は共通して「英語を学ぶ目的を持っている人」でした。
どんな目的7日は人それぞれでしょうが、明確に自分が英語を学ぶ目的を持っているかつ、自分の英語にコンプレックスを持っている人だと思います。
よく考えてみれば当然のことですが、英語が得意な人は英会話教室に通うことはしません。
英語を使わなければ行けない状況にも関わらず、英語がニガテな人が集まる場所です。
在籍している生徒の中でも、多かったタイプを3つに
なんとしても英語力を上げたい人
英会話スクールに通うべき人の特徴1つめは「なんとしても英語力を上げたい人」です。
これは、海外勤務を言い渡されたけど、1から勉強している時間はないという方があてはまります。その他にはどうしても入りたい企業がある大学生もおすすめです。
お金を払ってでもいいから英語を学びたい人は英語の上達が早いです。
なぜならお金を払ってでも英語を学ぶ目的が明確にあるからです。また、自分のお金を支払って学ぶことで、勉強に対する意識が格段に上がります。
No pain, No gain. 痛みなくして、得るものなし
タダで何かを得ようとする人や楽をして何かを得ようとする人では学びに対する意識が全く違います。
意識が違えば成果が変わります。
本当に英語ができるようになりたいのなら、時間やお金という対価を払ったほうがいいです。
私は新卒1年目から英会話教室に通っていましたので、かなり経済的につらい思いをしました。
だからこそ、英語に対して本気になれましたし、心折れずに続けることができました。
経済的に余裕がある人

「家にそんな余裕なんてないわ…」
月の生活費から1万〜2万円を授業料に充てることができれば、かなり質の高いレッスンを受けることができます。月に2万円を浮かすことは決して難しいことではありません。
これをみているあなたがもし、ケータイの3大キャリア(Docomo・AU・Softbank)を使っていたらすぐその3大キャリアとの契約を解約しましょう。その代わりに格安シム(楽天モバイル・LINEモバイル・Ymobile)のプランに乗り換えましょう。
これだけで5,000〜10,000弱のお金を節約することができます。
スマホの他には、電気代やガス料金プランの見直し、いくつか契約しているであろう各種サブスクリプションの見直し、保険の見直しなど今からできることはたくさんあります。

「え、なんでこんな高いの契約していたんだろう?」
今はもう使わなくなったサブスクリプションやスマホや電気料金プランを割高プランで契約していることが案外多くの人に当てはまります。ぜひ、これを機に見直してみてください。
勉強の方法がわからない人
勉強のやり方を知っている人は英会話スクールに通う必要はありません。でも、勉強方法を知っている人はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
今はネットで検索すると、勉強方法のイロハを記事にしているブロガーやユーチューバーがたくさん出てきます。それらの方法を実践すると良いかと思います。
しかし、それらの記事や動画は欠点があります。
それは、学ぶ方法を公開していても、それらを実践するための教材がないということです。
つまり、テキストやワークブック、ノート、英語の音声教材といったものがありません。一方で英会話スクールには生徒のレベルに合わせて様々な教材や講師が割り当てられます。
英語だけに集中できるので必然的に英語の上達は早くなります。学習のカリキュラム(学んでいく手順)もしっかりしているので、段階を踏みながら英語を学んでいくことができます。
これらの理由で、英語の勉強方法がわからない方、調べる時間がない方は英会話スクールをおすすめします。
>>「中学生からでも実践できる英語の学習方法」について書かれた記事はこちら
>>「英会話教室に2年間通って学んだ、リスニング力を鍛える音読方法」の記事はこちら
英会話スクール通わなくていい人の3つの特徴

勉強の方法を知っている人
上で書いたように、英語の勉強方法を知っている方は英会話スクールに通う必要はありません。
一度、英語学習の基礎を身に着けた人ならば独学で自身の英語スキルを磨いていくことができます。また、英会話スクールのカリキュラム限界を超えた学習が可能です。
例えば最初はビジネス英語を学びたいと思って勉強を初めたけど、途中で日常会話に興味を持って、日常会話の英語を学ぶ方向へ路線変更した。
ということもできます。
自分の興味や関心に正直に勉強できるのが、これらの人の強みです。
自分で自分をコーディネートするのはとても楽しいことです。服選びに近い感覚だと私は考えています。どんな色の服を着たら似合うかな。どんな形で、大きさは…。考えるだけでもワクワクします。
英会話スクールはお金がかかります。
英語の学び方を知っている人はその使い方を自由に決めることができます。それは当たり前のようで当たり前のことではないということをぜひ知っていてもらいたいです。
明確な目標を持っている人

「来月のTOEIC730点取りたい!」

「英検準1級を半年後に取りたい!」
明確な目標がある人は英会話スクールに通う必要はありません。
明確なゴールが決められている人は調べればいくらでもそこまでのたどり着き方を知ることができます。英会話スクールに通っている人の多くはなんとなく自分にコンプレックスを持っていたり、単純に英語が好きで学びに来ている人がほとんどだったように思います。
自分の夢を叶えるためにこの資格が必要だ、という理由の方は大金をはたいて英会話スクールに通うより自分で参考書を買って独学で挑んだほうが成功しやすいと私は思います。
お金に余裕がない人
お金に余裕がない人も英会話スクールには不向きです。
私は貯金が10万円くらいのときに英会話スクールに通い始めました。月払いでなんとか毎月支払いながら続けました。2年間英会話スクールに通い続けてきましたが、様々な理由で当日欠席を何度かして、合計で3万円弱ドブに捨ててきました。
行きたくても行けない日だってあるし、どうしても気持ちが乗らない日だってあります。
お金に余裕がないとなんのために英会話スクールに行くのかわからなくなってしまいます。
私の場合は払った金のもとを取り戻すことが目的になっていました。
それがポジティブに働くのならいいと思いますが、ネガティブにその感情が働いたときは地獄です。
お金の余裕は心の余裕。余裕がない人間は学びも薄まります。
生活防衛資金をしっかり貯めた上でスクールに通うかどうかを考えましょう。
一応参考として、私が通っている英会話教室の料金プランをまとめたものをご紹介します。
レッスン名 | 授業料(1ヶ月あたり) | 特徴 | 参加人数 | 筆者おすすめ度(星5つ中) |
グループレッスン | 12,788円(税込)〜 | テーマに沿った会話を行う | 最大8名 | ☆☆ |
ラウンドアップレッスン | 24,750円(税込)〜 | 正確な文章で話すことが目標 | 最大5名 | ☆☆☆☆☆ |
プライベートレッスン | 42,488円(税込)〜 | マンツーマンのレッスン | 1名 | ☆☆☆ |
授業料の他に、入学金33,000円 / システム管理費月額1,650円 / 教材費(テキストやワークブック)の費用が別途かかりました。
事前に調べていた以上にお金がかかった印象があります。
なぜ英会話スクールに通う必要がないのか

勉強のやり方はどこにいっても同じ
勉強の方法はどこに行っても同じです。
どこに行ってもリーディングはするし、リスニングはするし、音読はするし、ライティングもします。
大手の英会話スクールに通ったからといって、英語の力がものすごく伸びるとも限りません。
誰がどこに行こうともその人が何もしなかったら何も変わりません。
逆を言えば、誰がどこに行こうともやるべきことをやれば英語の力は身につきます。
私も英会話教室で学んだ英語学習のノウハウを当ブログ内で記事にして発信しています。
実体験をもとになっているため、詳細に勉強方法やその効果について書くことができました。
違うところは教材の豊富さ
大手の英会話スクールは教材が本当に豊富です。
どんどん学習者をやる気にさせるようなプログラムが仕組まれています。そのシステムにハマる人はガンガン勉強をしていくでしょう。しかし、やり方が合わない人はかなり気持ちの面で厳しいでしょう。
英会話スクールは生徒の英語力を伸ばすことが目的なので、少々スパルタ気質な部分もあります。宿題も必ずありますしね。その宿題を忘れようものなら、50分間のレッスンは意味をなしません。
私のスクールはネイティブ講師にライティングのチェックや音読チェックをいつでもしてもらえましたのでそれは正直に自分の力になったなぁと思います。
やっぱり学んだことはすぐに実践してみないといつまでも身につきません。
たくさん吸収して、たくさん実践できるという意味で英会話スクールは最高の練習場となるでしょう。
ちなみにこれらが英会話教室から与えられた教材たちです。
これらのテキストやCDの他にも、オンラインコンテンツもあり、かなり充実した内容となっていました。
スタッフの有無
私が通っていたスクールでは担当のスタッフの方が1人ついていました。欠席連絡や振替連絡などをその人に連絡します。英語のことも相談できるのはもちろんのこと、何気ない会話も気さくに話してくれました。
そういった意味で、孤独に勉強していく人が辛い方は英会話スクールがおすすめなのかもしれません。
一方で、1人で勉強する人は苦にならない方はスタッフは特に必要ないでしょう。そういう方は壁にぶち当たってもどうにかして超えていく術を知っているし、むしろ逆境を楽しむ余裕さえ持ち合わせているでしょう。
自分の学びのスタイルはどんなものなのかをあらかじめ考えておきましょう。
それでも不安な方

お試し入学をしてみる
どの英会話スクールにも「お試し入学」というキャンペーンがあります。
開催されている時期をチェックする必要はありますが、いきなり入学が不安な方はまずお試しで入ってみるのがいいと思います。
私が知り合いになったスクール生の多くはお試し入学を利用していました。話を聞いてみると、いきなりの入学は金銭的な理由と気持ちの面で踏ん切りがつけられなかったそう。
実際にスクールの内容を体験してみて、私にもできるかもしれないということで入学したのだそうです。入学したばかりのときは何がなんだかわかりませんが、講師やスタッフが手厚くフォローしてくださいます。
まずは足を1歩踏み出してみる。それから考えてみるのが一番いいかと思います。
オンライン英会話をやってみる
実際にスクールに行って、知らない人たちと一緒に勉強するのが怖い方はオンライン英会話が向いているかもしれません。
一昔前はオンライン英会話というと質が低い・割高な料金というイメージだったかもしれませんが、いまのオンライン英会話は英会話スクールに引けを取らないほど高品質なものが多いです。
ネイティブ講師も豊富ですし、講師の出身地を絞ってレッスンを受けることも可能です。
一番のメリットはタイムスケジュールの融通がきくところです。
24時間インターネットにさえ繋がっていればスマホ1つで英会話レッスンを受けることもできます。
しかも大手と比べると授業料も割安です。
一部、通信速度やネット環境に課題があるものの、皆さんの英語力を伸ばすためには十分な教材の1つであるといえるでしょう。
英会話スクールに大多数の人が通う必要はない
これまで英会話スクール通うべき人の特徴と通わなくても良い人の特徴を述べました。
結論を言えば、私は多くの英語学習者に英会話スクールは必要ではないと思っています。
今はネットで調べればいくらでも勉強方法を知ることができます。
今はYoutubeも英語学習コンテンツが充実しています。
検索窓に次のキーワードを検索してみましょう
- 「英会話 上達法」
- 「発音 矯正」
- 「単語 覚える」
膨大な量の検索結果がヒットします。それらの多くが英会話教室で学ぶ内容と一致していることも多々あります。まずは自分で調べることから初めてみてはいかかでしょうか。
英会話スクールに通って言われるがまま、レッスンを受けるがままの姿勢で続けても爆発的な伸びは期待できないでしょう。それよりも、自分がなぜ英語を学んで、どのような力が必要なのかを自分で考えられる人がぐんぐん英語力をつけていくでしょう。
英会話スクールはお金がかかります。
本当に通うなら英会話スクール通う以外の選択肢がすべてダメだったときに選びましょう。
最終手段的な意味合いで英会話スクールを位置づけましょう。
どこに行ったから英語力が身につくのではありません。
何をしたかで英語力が決まります。
自分の目標を明確にして、そこまでの道のりを自分で計算してみましょう。
意外と自分の力だけで到達できるかもしれません。
皆さんの英語学習が素敵なものであるように。
では、またっ!
コメント