こんにちは、Takaです。
英語を勉強し始めた方
だんだん力がついてきて検定試験に挑戦しようと思っている方
こんなことを思っていませんか?
実は英語の検定は多いです。
- 英検
- TOEIC
- TOEFL
- IELTS
- ケンブリッジ英検
- 国連英検
- GTEC
などがあり、英検1つをとっても「英検CBT」や「英検Jr.」、「英検IBA」など細かく分類されています。
そんな中から、今回は「英検」「TOEIC」「GTEC」の3つの検定をピックアップして、比較解説をしていきます。
英検とは

英語の検定といえば「英検」というくらい有名な検定ですね。
英検は、学習レベルに応じて7つの級を設定しています。
英語の基礎を身につけ、一歩ずつ確実にステップアップできる5級・4級・3級。
使える英語の幅を広げ、世界へ飛躍する力を養う準2級・2級。
そして、品格のある英語使用者として国内外で高く評価される準1級・1級。あなたの英語レベルに応じて、どの級からでもスタートすることができます。英検にチャレンジすることで、自分の英語力が把握できます。ひとつ上の級を目指して学習することが、社会で通用する英語を身につける近道になります。
引用元 英検協会HP
現在、日本人の英語力向上のため国をあげて様々な取り組みを行っています。その取り組みの中、英検(日本英語協会)は国から最も信頼されている機関の1つとして認められています。
実際に中高生や社会人の英語力を証明するものとして英検が大変よく使われています。
また、大学入試や就職試験でも英検を活用する事例が増えています。
受験者数
年度 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
受験者 | 322万人 | 339万人 | 360万人 | 385万人 | 390万人 |
うち中高生 | 247万人 | 260万人 | 280万人 | 290万人 | 300万人 |
このことから英検は主に中高生に支持されていることがわかります。進学・受験のために英検取得に励む生徒が多いのが実情でしょう。
4つのメリット
2つの活用方法
1つは入試です。
高校・大学入試のメリット
- 出願資格
- 得点加算・試験免除
- 加点
- 判定優遇・合否参考
などのメリットがあります。
また入試に英検を活用する「優遇校」と呼ばれる学校は全国に、765校あるとされています。
第2に奨学金や給付金取得に関係します。
入学後の優遇措置
- 奨学金・給付金
- 費用免除
- 単位認定
- 授業内活用
大学へ進学するとなると、かなりの費用がかかります。また、地方から上京して大学の辺りで一人暮らしとなると生活費もそこに上乗せされます。
そこで生活に少しでも余裕を持たせるため、奨学金を借りることになるでしょう。その際、審査を受けることになります。
英検を持っていることで審査が有利に働くでしょう。
また、一般的な奨学金は大学を卒業して、社会人になってからその借りたお金を返すことになります。
しかし、学力面で秀でている生徒に対して「給付型奨学金」として返済をせずにお金を与えられる制度があります。その審査にも英検の資格をもっていることで他よりも有利になるでしょう。
参考 英検HP 「受験・進学、英語の学習・履修に「効く」!英検・TEAP・IELTS 活用校検索」
海外留学が近づく
英検は留学時に必要な有力な「英語力証明」になります。
私は英検取得は留学への「パスポート」だと思っています。ぜひ留学を考えている方は取得に挑戦してみてください
ちなみに、北米を含む約400校の大学が留学時の語学力証明として英検を認定しています。
また、人気の留学先のオーストラリアでは5州の州立高校全校が認定しています。
若く、パワーのある学生の頃に留学すると必ずこの先、その経験が役に立ちます。
留学は語学力アップのためだけでなく、「異文化」に触れることができます。
例えば、お昼寝をする文化のある国や地域にいくとして、「お昼寝はいいな」と思う反面。買い物をしようと店にいくと閉まっていたりして不便に感じることもあるでしょう。
海外に一時的にでも住むことで、日本のよさを再認識できると思います。
実はそんなこともありません。
今は実力がなくとも本気で英語を学びたいと言う方は「条件付き入学(仮入学)」と言う形で留学に苦ことができます。
簡単に説明すると、仮に基準となる級を合格していなくとも仮入学という形で入学し、現地に行ったら集中的に勉強をすることになります。
そして英語力を規定のレベルまであげることで、初めて正式に学部生として認められる制度があります。
私は、「本気で英語を学びたい」と思う生徒は必ず英語ができるようになると思っています。
私は留学の経験はありませんが、ほぼ独学で英語を学び、話せるようになりました。なぜなら「本気で」自分を変えたい、英語をできるようになりたいと思っていたからです。
留学は気軽にいけるものではありません。
文化の違いや経済的な問題など、そこまで行くのに壁があります。
それを乗り越えていく人は必ず英語ができるようになります。これは確信しています。
参考 英検HP 「アメリカ留学」
総合的な英語力を養える
英検は4技能を測定する試験です。
出題範囲も中立で、非常にバランスの取れた試験と言えるでしょう。
英検の試験対策をしていると、様々なタイプの英文に触れることができます。
社会系の長文やビジネス系の長文、科学系の長文、日常会話などなど
それらに触れ、親しんでいくうちに英語力の「土台」がしっかりしてきます。
仮に、英検の勉強ではなく、TOEICなどの別の英語検定を受けようと思った時に、英検で養った力はそのまま生きるでしょう。
試験対策をしやすい
英検は出題方法が定番化しています。
つまり、試験対策をしやすいともいえます。
基本的に英検は、単語の穴埋め問題、長文読解、ライティング、リスニングの順に問題が構成されています。そういった試験内容が少しでもわかるものとわからないものでは、合格率が大きく変わってくるでしょう。
英検のメリット① 試験当日の問題用紙を持ち帰ることができる。
1次試験が終わって、すぐに自己採点をすることができ、2次試験対策を早く行うことができます。
1次試験の合格通知は2次試験の1週間前に届きます。(Webサイトでもっと早く確認できる)
1週間前に対策を始めるようでは遅いのです。早めの対策が必ず合格に結びつきます。
英検のメリット② 試験対応教材が豊富
英検対応の教材は近くの書店に行けば必ず置いてあります。
私は単語を学習するなら、「パス単」シリーズをお勧めします。
ここに載っている単語を8割覚えていくだけで、ほぼ1次試験は合格できるでしょう。
覚えるまでが大変なのですが・・・。
詳細(日程・検定料・受験会場など)
準会場
・通っている中学校や高校
・通っている英会話教室や塾
本会場
・英検協会指定の会場(主に大学など)
検定料に関する資料
級 | 5級 | 4級 | 3級 | 準2級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
検定料 (準会場) | 2000円 | 2600円 | 3900円 | 4900円 | 5500円 | × | × |
検定料 (本会場) | 3000円 | 3600円 | 5900円 | 6900円 | 7400円 | 8400円 | 10300円 |
二次試験の有無 | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
中高生の皆さんは通っている学校で受けるとお得に受験することができます。
学校の英語の先生にぜひ質問してみてください。
TOEICとは

これも日本で有名な検定の1つであり、英語のコミュニケーション能力を評価する「世界共通」の基準です。英検もある程度、世界的に認知されているが、TOEICはそれをさらに上回る世界的認知数を得ています。
ところで、みなさんはTOEICと一言でいっても実はいくつか種類があることを知っていましたか?
よく就活などで言われているTOEICとは主に1のタイプの試験であると思ってください。^^
TOEICは世界160カ国で実施されており、特定の国や地域出身でないと理解できないような問題を廃止しているため、全世界の誰もが等しく英語力を測定することができます。
英検と比べて異なる部分は「コミュニケーション能力」を評価するという部分です。
TOEICでは以下のような、実際のオフィスやビジネスで使われる英語が出題されます。
- メールの場面
- 店内のアナウンス
- 電話対応
- 日常会話
「実務で使われる英語」に特化した内容といえます。
受験者数
2019年度 国内の受験者数 241万人
うち「TOEIC® Listening & Reading Test」 受験者数 220万人
ほとんどの受験者が「聞く」「読む」のタイプを受験しています。
4つのメリット
キャリアアップに使う
これは実際に多くの企業が行っています。私の友人の企業も一定のTOEICのスコアを獲得すると昇給すると言っていました。
また、上司とのフィードバック(面談)の時に、交渉材料にもなり得ますね!
就職を有利にする
これも本当によくあります。英語を使う仕事だけでなく、一般の企業でも英語を使える人材を募集しています。
英語を使える人間は就職に強いと言えるでしょう。
また、周りから一目置かれたり、頼りになる存在として存在感を持てること間違いなし!
進学や大学の単位認定に使う
これは説明するまでもないですね。^^
TOEICのスコアも自身の英語力の証明に使えます!
また、大学によっては「単位認定」の材料にもなります。
資格の取得やボランティア活動に生かす
英語を生かして、海外ボランティアや観光客の案内などに挑戦できます。
英語は道具です。実際に使ってこそ存在を発揮します。
自分の英語がどのくらい通じるのか試してみませんか?
自分の英語が相手に伝わった時、「あぁ〜、勉強してよかった〜。」と思うこと間違いなし!
詳細(日程・検定料・受験会場など)
GTECとは

教育系企業大手の「Benesse」が行っている検定。英語の4技能を測定する試験。
英検やTOEICと大きく異なる点はダブレット端末を使用する点です。
タッチペンで英文を書いたり、マイク付きヘッドホンを使って英語を話したりと近代的な試験方法となります。
近年になって教育界で注目を集めています。ある自治体では英語力を測定する検定として実施しているところもあります。
GTECには3種類の検定・10の問題タイプが用意されています。
- GTEC junior 主に小学生対象
- GTEC(中高生向け) 主に中高生対象
- GTEC 主に大学生・社会人対象
また、GTECは個人で申し込みも可能ではあるのですが、メインは団体申し込み(学校やその市の教育委員会)となっています。
受験者数
受験者 2018年度 126万人
意外と世間一般の認知度は低いですが、教育業界から支持を集めています。
上記の町田市の事例のように、各都道府県の教育委員会と連携して市内の各公立学校にて実施という例もあります。
3つメリット
自分のタイプに応じた検定が用意されている
自分の英語力に応じた検定ではなく、自分のタイプ(所属)によって受験できます。
例えば、「小学生ならこのくらいのレベルの問題」、「中高生ならこのくらいのレベルの問題」というように英語力で分けるのではなく、年齢で分けて試験を受ける形になります。
なので、全国の同級生と比べてどれくらいの英語力なのかを測定します。
全国 310校の大学がGTECのスコアを入試に活用している
各都道府県の国立大や有名私立大がGTECのスコアを入試に活用しています。
バランスの取れた試験
試験内容は「実際に英語が使われる場面」をかなり意識して作られているようです。
教科書にありがちな、この英語ってどの場面で使うんだ?
ということがないよう、「本物の英語」が出題されます。
詳細(日程・検定料・受験会場など)
- 日程 : 年に1回程度(実施する学校による)
- 検定料: 学校申し込みの場合は無料 個人申し込みの場合は(税込)9900円
- レベル:3種類 (個人で申し込めるのはそのうち1種類の大学生・社会人対象のタイプのみ)
3つの検定を比較

回数
1位 TOEIC
2位 英検
3位 GTEC
TOEICが年間開催回数が最も多い検定です。
受験しようと思ったら、最速で来月の試験を受験することができます。
費用
1位 英検
2位 TOEIC
3位 GTEC
これは英検に軍配が上ります。
英検の2級(準会場の場合、TOEICより安い)以上は検定料が高くなります。
準2級より下の級では、TOEICよりも検定料が低いので、英語初心者の方や英語力にまだ自信がない方は英検の受験がおすすめです。
試験対策のしやすさ
1位 英検
2位 TOEIC
3位 GTEC
これも英検に軍配が上がりました。
ポイントは出題範囲と学習教材の多さで判断しました。
TOEICは英語初心者から上級者まで等しく、同じ問題を解くためレベルの調整が難しく、使用される単語の幅が広いのが特徴です。
一方英検では、検定級によって使われる単語がある程度限定されるため、対策がしやすいと言えます。
また、書店にいくと検定級に応じた参考書がかなりたくさんあります。
そのなかから自分にあった1冊が必ず見つかるはずです。
私のおすすめは旺文社の「パス単シリーズ」です。
スマホやタブレットがあれば、無料で英語の音声も聞けるので学習の効率も上ります。
私は単語だけ集中的に覚えて、2級まで合格することができました。
単語の勉強の仕方やリスニングの勉強方法にお悩みの場合は次のリンクから記事をご覧いただけます。
>>「あなたのリスニング力を2ランク上げる勉強法」の記事はこちら
>>「英単語を覚えられない3つの原因」の記事はこちら
おすすめの検定は「英検」一択
私が初心者にオススメする検定は「英検」です。
上に書いた理由の通りです。
日本に限って言えば、英検の資格を持っているだけで進学や就職の際に自身の英語力を証明することができます。また進路にも非常に有効です。
また、これは私の場合なのですが、英検2級を取得してから一気に道が開けた感覚がありました。やっとスタートラインに立てた、そんな感覚です。
英語を始めたばかりの時は、絶対にそんなレベルまで行けるわけがないと思っていました。
毎日毎日コツコツ、コツコツと周りに冷やかされながらももコツコツ、コツコツと
学習を積み重ねていったら、いつしが英語が読めるようになって、聞けるようになって、
書けるようになって、話せるようになりました。
そして何より、自分に自信を持てるようになりました。
それが何よりの収穫でした。
英検やTOEIC、それにGTECもどれも簡単な試験ではありません。
対策が非常に大切です。適当な準備は適当な結果しか生みません。
今回は初心者が初めに受けるべき検定とその具体的目標について紹介しました。
自分は英語を勉強して何をしたいのか
その目的と自分の軸をしっかり持って、自分に合う検定に挑戦しましょう!
では、またっ!
>>「自分が勉強する本当の目的の見つけ方」の記事はこちら
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